大子山岳会掲示板

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大子要害山 - 管理人 益子
2026/03/10 (Tue) 11:33:24
大子の市街地から押川方面を眺めると、急峻な山が対岸まで迫っています。
この山の名をご存じですか。大子要害山(282m)と云います。
要害とは、険しい場所又はそこに築かれた砦や城のことです。
この山には室町の末頃まで山頂に「大子城」があり、今も堀切や切岸、郭跡がそのまま残っています。
当時、保内郷のこの地を支配していた白河結城氏の家臣芳賀河内守の城でしたが、佐竹軍に滅ぼされ廃城となりました。
 要害山の名が示すとおり険しい山です。
登山道はなく、正面の桜公園跡から笹ヤブをかき分けながら急登を突破するか、
もしくは小久慈より槐沢沿いに林道を遡り、対岸に渡り木に摑まりながら頂上を目指すしかありません。
この山を目指すのは一部の酔狂な登山愛好家(山ヤ)と多数の城郭愛好家のみでしょう。
庚申草 - 管理人 益子
2024/07/09 (Tue) 11:11:44
「コウシンソウって知ってますか?」
「知ってますよ。庚申山に咲く花で有名ですよね。」
「見たことありますか?特別天然記念物ですよ!」
「天然記念物なのは知ってますが、一昨年は庚申山~お山巡りコース、
昨年は庚申山~鋸山~皇海山と周回しましたが見たことはありませんね~」
「高山植物に興味がないんですか?」
「高山植物は好きですが、そのために山に登るほどではないです。」
「ところで、食虫植物だって知ってますか?」
「そおなんですか!それなら話は別です。誰も教えてくれなかったし~」
「男体山(日光)にも自生してるようですよ。」
「では、明日行ってきます。」

という訳で、梵字飯場跡に車を駐めて、志津峠経由で男体山に登ってきました。
皆さん写真は公開しているのですが、盗掘されることを恐れてGPSログは消してあります。
ネット情報よると、7,8合目の登山道近くの垂直岸壁だそうですが、足跡が見当たりません。
探すのは帰路にすることにして、とりあえず頂上まで登ります。
二荒山奥宮と太郎山神社に「どうか庚申草が見つかりますように」と参拝。
下り道の8合目標識を少し過ぎると登山道が西に向きを変え、東側に岩壁が見えてきます。
背の高い草むらの中に足跡らしきものを見つけ、辿りながら岸壁に近づきます。
岸壁に目をこらしても何もありません。岸壁沿いにさらに下りますがありません。
東側にカーブしながら下ります。ありません。さらにカーブしながら下ります。
ありません。いや、ありました。なあにこの小さい花は!
想像よりも小さい植物でした。高さ2cm位です。
2本の花茎の先に薄紫と白のかわいい花で、タヌキモ科ムシトリスミレ属です。
4枚前後の葉が根本にあり,粘液物質を分泌して虫を捕食し消化します。
岩場は養分が少なく、根からの栄養をそれで補っているようです。


Re: 庚申草 - シモン
2026/03/04 (Wed) 11:08:23
コウシンソウは庚申山でもお山巡りコースで見ましたが、日光男体山では2015.6.13に見ております。今も見られるのですね。良かった!
Re: 庚申草 - 管理人 益子
2026/03/10 (Tue) 11:25:41
写真ありがとうございます。

次は庚申山に行ってみてみます。
藤兵衛山の件 - シモン
2026/03/04 (Wed) 10:43:56
久慈山地の藤兵衛山が甚兵衛山と書かれています。間違えたと思いますので訂正お願いします。
Re: 藤兵衛山の件 - 管理人 益子
2026/03/10 (Tue) 11:21:56
シモンさん、お久しぶりです。

ご指摘ありがとうございます。
訂正いたしました。
春の七草 - 管理人 益子
2026/01/05 (Mon) 14:32:20
春の七草は、食べられる植物です。

「セリ」「ナズナ」「ゴギョウ」「ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ」「スズシロ」
セリ=芹、ナズナ=薺=ぺんぺん草、ゴギョウ=おぎょう=母子草(ハハコグサ)、
ハコベラ=繁縷(はこべ)、スズナ=菘=蕪(カブ)、スズシロ=蘿蔔=大根、さて。。
ホトケノザ=小鬼田平子(コオニタビラコ)で、いわゆる「仏の座」ではありません。昔はホトケノザと呼ばれていたようです。
ホトケノザはシソ科で紫色の花、タビラコはキク科で黄色い花が咲きます。

この季節、ホームセンターに行くと「春の七草」の寄せ植えが売っていることがあります。
そしてたまに食用ではない「ホトケノザ」が寄せ植えに入っていることがあります。

「すいません、ホトケノザが寄せ植えに入っていますよ。」(私)
「それは入っているでしょう。「春の七草」ですから。」(店員)

仏の座の葉にはイリドイド配糖体という成分が含まれています。
イリドイドは植物が虫などから食べられないように体内で生成する化合物です。
人間にとってはおいしくないけど、有毒ではなさそうですね。

面倒なので「へえ、そうなんですか?」といって、そっと店員のそばを離れます。
クリスマスツリー - 管理人 益子
2025/12/20 (Sat) 15:38:29
もうすぐクリスマスChristmas。
♪もみの木もみの木♪♪永久に緑よ♪

クリスマスツリーといったら樅の木でしょう。
でもこの頃のツリーは昔と少し違うような気がしませんか?
樅の木は、枝に対して水平に葉が付いています。
この頃のツリ-は、枝に対して輪状に葉が生えています。
この植物は、「唐檜(とうひ)」と呼ばれているものです。
トウヒは中部山岳地帯(1500m以上)に自生しているマツ科の植物です。

クリスマスの元祖北欧やドイツ近辺で使っているのは『ドイツトウヒ(唐檜)』
その他の欧州では、他のトウヒやモミの木を使っているところもあるらしい。
日本ではモミの木一辺倒。何でこんな事になってしまったのか?

ドイツトウヒはマツ科トウヒ属(学名:Picea abies)
モミはマツ科モミ属(日本に広く自生する樅、学名:Abies firma)
ちなみにヨーロッパモミはAbies alba 日本固有の裏白樅はAbies homolepis。
モミ属 Abies と ドイツトウヒの種名 abies が同じってどういうこと。
Picea abies → ○○ abies → Abies ○○ → Abies alba → Abies firma
という風な順で明らかに取り違えが起こったとしか思えない。

中学1年の時、同級生仲間でクリスマス会をやった。結構楽しかった。
やっぱりクリスマスツリーは必要だと言うことで、近くの山に採りに行った。
張り切って担いできたのは「イチイ」の木。
大子弁で通称「ヘッタマの木」細い葉は柔らかくて棘はない。
「何だヘッタマか!?クリスマスツリー。」と近所の人に笑われた。

次の年、気合いを入れて「これだ。」と採ってきたのは「榧(カヤ)」の木。
イチイ属。葉はイチイよりさらに細く、先端に一本の棘がある。
「何だ。榧のクリスマスツリーか。樅はなかったのか?」とまたもや隣人が嗤う。

次の年は中学3年。件の隣人の運転でモミの木がある山に案内された。
ようやくモミの木のツリー。榧に似ているが葉の先端が二つに分かれて棘が2本。
これで完璧なツリーが完成した。その時はそう思った‥‥。

二十歳を過ぎた頃、映画を見た。クリスマスツリーが登場した。
「なんか違う。」葉がすごく細い。松の新芽のように軸の周りに葉がびっしり。
テレビにも出てきた。クリスマスの前、子供たちがツリー用の枝を売っていた。
「『トウヒ』はいかが!」トウヒ?何それ?日本語?モミの木じゃないの?

俺の中学時代の3年を返せ。
日光などの高山に行けば唐檜(トウヒ)は間違いなく生えている。
でも大子にないか?あるのは翌檜(よくひ=あすなろ)だけだろう。
イシクラゲ - 管理人 益子
2025/07/23 (Wed) 17:30:12
毎日暑い日が続きます。猛暑日か酷暑日です。
こんな日でも雑草は蔓延ります。強いです。
草刈りはやりますけど、追いつきません。
そんな時は除草剤を使います。グリホサート系です。
1970年に米企業が開発した除草用農薬です。
ラウンドアップという名で広く使われていました。
今では特許が切れたので様々な安い製品が発売されています。

この除草剤を100~20倍程度で薄めて散布します。
すごい効果で、たちまち草は枯れてしまします。
間違って作物に付着したら作物も枯れてしまいます。
雑草が枯れた後にはなぜか不思議な植物が繁茂します。
緑黒いキクラゲのようなワカメのような植物です。
雨が降ると塩若布を戻したように膨れて滑ります。
この植物はネンジュモ属の陸生藍藻です。
名前をイシクラゲといいすごく嫌われています。

驚いたことにこの植物世界中で食べられています。
特に滋賀県の姉川流域では「姉川クラゲ」と呼ばれ、
炒め物や天ぷら、佃煮、味噌和え、酢の物、味噌汁
など昔から様々な料理に使われてきたらしいです。
近年、その栄養価の高さや栽培の可能性が見直され、
研究や商品開発が進められています。

ところで滋賀県の姉川地域って聞いたことありますね。
姉川の戦いは、1570年(元亀元年)6月28日この姉川流域で、
織田信長・徳川家康連合軍と浅井長政・朝倉義景連合軍の間で
行われた合戦です。織田・徳川連合軍が勝利し、
この戦いは浅井氏と朝倉氏の滅亡を招くきっかけとなりました。

さぞかし戦いの最中イシクラゲを踏んで滑ったことでしょう。
大子弁 - 管理人 益子
2025/07/22 (Tue) 16:41:56
江戸弁では「し」と「ひ」が逆になりますが、大子弁は「い」と「え」が逆になります。
よく聞いてみると、正確には「い」→「ゑ」「え」→「ゐ」と聞こえます。

「ふじゑと申します。」「藤井さんですか?それとも藤江さんですか?」「ふじゑです。」
「江戸の「江」ですか?井戸の「井」ですか?」「「ゑど」の「ゑ」です!」
「藤江さんですね。」「はい。ふじゑ(藤井)です。よろしくお願いします。」

医療現場でも、年寄りの大子弁と医師の微妙な対決は続いています。
「ねごがゐっと腰が痛くてたまんねえ。何とがしてくっちょ。」
「寝返る」→「寝コがえる」→「寝ゴがゐる」という変換です。
医師は首をひねって聞きます。「猫を飼っているんですか?」
「こないだ(この間)おどめ(赤子)なした(産んだ)んで五匹だ~。」
「猫が居ると腰が痛くなる?動物アレルギーに関係があるのかな?」
医師が余計なことを聞いたので、何が何だかわからなくなってしまいました。
分厚い専門書を開いて、医師が悩んで居るという風景が見えます。

ネイティブ教諭がいる今の英語教育に携わる生徒ははうらやましい限りです。
私の高校時代の英語教師(reader)はひどい大子なまりでした。
「エット・エズ・エングリッシュ。リペート・アフタ・ミェ~。」
もう一人いる同僚の英語教師はさらにひどいなまりでした。
こんな授業を受けているようでは、英会話などできるはずもありません。
当時、我が母校はレスリングが非常に強く、アメリカから親善試合の申込が来ました。
大勢の米国人が来日し、英語教師が大活躍する筈の場面です。
もちろん、二人の英語教師の英会話が全く役に立たなかったのは言うまでもありません。
三時草 - 管理人 益子
2024/06/21 (Fri) 11:00:27
今の季節に尾瀬ヶ原に行くと、池塘に羊草がたくさん咲いています。
ヒツジグサは別名スイレン(日本古来の)とも言い、白い花が咲きます。
何故「未草」かというと、「未の刻(午後二時)」前後に咲くからです。
実際には、正午前頃から咲き出し午後三時頃から花びらを閉じ始めます。

では、午後三時前後にしか咲かない花って聞いたことはありますか?
ハゼランといいます。別名は三時草(サンジソウ)または三時花です。
ランと名前に入っていますが、雑草で有名なスベリヒユの仲間です。
夏から秋にかけて、午後二時~四時の二時間くらいしか咲きません。
でも、梅仁丹のようなつぼみが線香花火と咲くのを毎日楽しめます。

有川浩の小説「植物図鑑」(角川書店、2009年発売)にも登場します。
「カーテンコール:ゴゴサンジ」でイツキがさやかに花を教えています。
ハゼランの別名を「サンジソウ」ではなく「ゴゴサンジ」と間違えます。
「ラン」と「ゴゴサンジ」しか覚えてなく、さやかは後で苦労しています。

袋田の住職のブログ「山寺日記」にも登場してびっくりした事があります。
午後のお茶の時間に咲くので、ティータイムフラワーと呼んでいました。
https://ryutaiin.blog.ss-blog.jp/2023-08-27#more
(写真はブログより借用しました)

お礼 - 諸橋
2024/06/01 (Sat) 22:21:55
先週の奥久慈トレイル大会で捻挫をし、山岳会の方に助けていただきました。本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
貴山岳会のHPを教えていただき、情報の多さに驚きました。今後の登山の参考にさせていただきます!
Re: お礼 - 管理人 益子
2024/06/04 (Tue) 10:45:29
一緒にフジイ越から下った者です。お怪我が軽く済んだようで安心しました。
 白山がフィールドだったと伺いました。うらやましい限りです。
 拙HPをみていただきありがとうございます。ご参考になるものがありましたら、どうぞご利用下さい。
 お大事に。
奥久慈トレイル2024 - 管理人 益子
2024/06/21 (Fri) 10:54:24
奥久慈トレイル2024には、当山岳会から七名が協力しています。
誘導係とはいっても、「鷹取岩~釜沢越付近に午前七時から正午まで展開して下さい」とのかなり無理目のお願いです。
ほかの県内山岳会が協力から手を引いた中で、日の出と共に登山開始です。
曾根三角点~鷹取岩付近に三名、佐中~釜沢越付近に四名が展開しました。
誘導は順調に終了しようとした頃、釜沢越~佐中間で滑落事故発生。
ドクターヘリを要請する程の重傷で、頭部裂傷、手足骨折あり。
最後に、捻挫のランナーあり。フジイ越より古武屋敷に下りました。
大子町の山名板について - 永福 E-mail
2024/04/17 (Wed) 21:19:54
大子町には茨城100名山のうち12山有りますが、最近山名板が持ち去られていたり紛失して登山者に不評を勝手います。
是非大子山岳会の名前で新しく作っていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします
Re: 大子町の山名板について - 管理人 益子
2024/04/26 (Fri) 17:12:15
永福さん、こんにちは。
返事が遅くなって申し訳ありませんでした。

12座というのは以下の山だと思います。

八溝山、高笹山、池ノ平、大神宮山、花瓶山、見張山
男体山、白木山、高崎山、尺丈山、長福山、太郎山
鍋転山、立神山、生瀬富士、月居山、鷲巣山
これらの山には山銘板があると思います。
長福山は最近までありませんでしたが、
トレイルコースができたと同時に付きました。

大子山岳会は、以前男体山付近の登山道を整備したときに、
導標を何本も立てたことはありますが山銘板はありません。
何故かというと山の所有者と揉めることが多いからです。
山銘板がなくなっているとしたら、持ち去りではなく
山主が撤去した可能性が高いです。
茨城100山に東金砂山が入っていますが、山銘板はありません。
何度も全部撤去されています。山銘板禁止と書いてあります。

そのような訳なので、ご要望にお応えすることは難しいです。
実はいくつかの山には内緒で何回かは山銘板を設置していますが、
「大子山岳会」の名はどこにも入れていません。
山の所有者に許可が取れたら、考えてみます。

ちなみに、「栃木百名山」「福島百名山」はありますが、
「茨城百名山」はありません。
下山さんという方が独断と偏見で(本人談)選んだ「茨城100山
」というのはありますが「十里上峠」は山ではありませんよね。
Re: 大子町の山名板について - 管理人 益子
2024/04/30 (Tue) 09:24:08
白木山と高崎山にはしばらく入ってなかったので、山銘板を確認してきました。
白木山には「奥久慈自然公園 保護管理協議会」の模擬石板製の立派な山銘板が設置してありました。
高崎山には山銘板はありませんでした。今年の3月にはあったはずなのですが。